弊社研究員の西が、チームメンバーである小杉、松下とともに、NISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum:誤り訂正のない中規模量子コンピュータ)デバイス実装に向けた、材料計算・最適化問題に対する有効な量子アルゴリズム(量子虚時間発展法)の提案を行い、論文(プレプリント)を公開いたしました。
近い将来に実現すると期待されているNISQデバイスは誤り訂正がないために、量子演算回数に制限がありました。本研究ではNISQデバイス上で実現可能な材料計算・最適化問題に対する有効な量子アルゴリズムの開発に成功いたしました。詳細については、下記リンク先をご確認ください。
Implementation of quantum imaginary-time evolution method on NISQ devices: Nonlocal approximation
https://arxiv.org/abs/2005.12715
弊社では引き続きアルゴリズムの拡充を行うと同時に、実課題への適用にご興味のある企業の皆様に対して、量子コンピューティング・ラボという研究スペースを提供しております。量子コンピューティングについてご興味をお持ちでしたら、ぜひフォームよりお問い合わせください。