川内氏の専門は量子化学計算であり、化学反応機構の解明、紫外可視スペクトル予測、導電性高分子や液晶分子への応用を手掛けてきた。Gaussianプログラムの経験は30年を越え、Gaussian利用者のバイブル「電子構造論による化学の探究・第3版」の訳者としても知られている。
また、有機・高分子系の実験研究の経験も豊富で、特筆すべきは、昨年出版した論文で、高分子科学分野の基礎として重要なQ-eスキームについて1947年以来の改良に成功していることである。現在まで出版した査読付原著論文は215報出版である。
多彩な実験研究の経験を活かした教育・研究が特徴であり、東京工業大学、広島大学、京都大学、大阪大学、名古屋工業大学、産業総合研究所など、アカデミアだけではなく、企業とも数々の量子化学計算の共同研究や技術指導を行ってきた。
Quemix参画後も、量子化学計算のエキスパートとして、受託計算、コンサルティング、教育指導等、この分野の進化に貢献することは間違いなさそうだ。
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