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単一光子光源素子の性能向上を実現する新方式を提案

この度、Quemixは量子通信の実現に重要な素子である"単一光子光源素子"に関する研究成果を論文(https://arxiv.org/pdf/2111.00159.pdf)として発表いたしました。


単一光子光源素子は、量子通信装置の実現に欠かせない要素であり、量子通信時代の実現の要となる素子です。信頼性の高い単一光子光源素子を実現することにより、盗聴が不可能な通信が実現し、よりセキュアな高度情報化社会に大きく貢献することができます。しかし、これまでの単一光子光源素子では、1パルス当たりに含まれる光子数の制御や光子の発生時刻の特定に大きな課題がありました。


今回の研究成果では、超格子構造を持つ非線形光学結晶を用いることにより、従来法のものよりも高い効率で単一光子光源素子が実現出来ることを示しました。この素子を用いることにより、1パルス当たりに含まれる光子数の制御性が改善され、光子の発生時刻を特定することが出来るようになるという優れた特徴を持つことが分かりました。


本研究成果によって、よりセキュアな高度情報化社会の実現に貢献するものと考えられます。

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