RESEARCH
PRESENTATION
FTQCで変わる未来のシミュレーション・機械学習
~始まったFTQCの検証~
Q2B Tokyo 2024
松下 雄一郎
Quemixは国際的な量子技術関連のイベント「Q2B Tokyo 2024」(7/24~25開催)にダイヤモンドスポンサーとして出展し、ポスター展示を行った。また、松下による基調講演をはじめ、多くのセッションにも参加した。
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基調講演
パネルセッション
【Q2B記事】
2024
量子コンピュータ上のPITEⓇによるスピン量子ビット計算
Q2B Tokyo 2024
西 紘史
Quemixが開発した誤り耐性量子コンピュータ用アルゴリズム「PITEⓇ」を用い、旭化成の新素材開発をイオントラップ型量子コンピュータ実機上で実施した。この内容はポスター展示に加え、Q2Bのケーススタディセッションでも紹介した。
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【関連記事】
2024
量子コンピュータを利用したOrbital-free DFT計算
Q2B Tokyo 2024
西谷 侑将
Quemixが開発した誤り耐性量子コンピュータ用アルゴリズム「PITEⓇ」を利用した無軌道密度汎関数理論(Orbital-free DFT)による基底状態電子密度の計算手法を提案した。
2024
PITEⓇによる流体シミュレーション
Q2B Tokyo 2024
黄 欣馳
大規模数値シミュレーションは膨大な計算リソースが必要な課題である。QuemixオリジナルのPITEⓇを用いて、流体シミュレーション用量子回路の開発を進めている。線形移流拡散方程式における量子優位性を確認し、今後は非線形反応拡散系や大規模流体問題の解法に向けて研究を進めていく。
2024
チャネルアテンションを利用した量子拡散モデル
Q2B Tokyo 2024
Gekko Budiutama
チャネルアテンションを導入したQNNによる拡散モデルの革新を探求し、画像生成における量子コンピューティングの可能性を解説する。
2024
量子が変える未来社会:準備とチャンス
松下 雄一郎
Quemixの親会社である株式会社テラスカイが毎年開催するTerraSkyDay。
そこで量子コンピュータと古典コンピュータとの違いや、PITE®️を始めとする弊社の技術や、量子コンピュータが人類にもたらすものなどについて紹介・解説を行った。
2023
確率的虚時間発展法と量子振幅増幅を用いた基底状態計算の加速
西 紘史
確率的虚時間発展(PITE)法の計算コストの見積もりと、PITEと量子振幅増幅を組み合わせることによって量子加速が達成されることに関して発表を行った。 以下の文献に関連する内容である。
2023
確率的虚時間発展法に基づく分子構造最適化のための量子アルゴリズム
小杉 太一
2023年8/4-8に開催された計算物理学に関する国際会議CCP2023に参加した。近年は量子コンピュータの研究が活発化しているため、今回の会議には量子コンピュータのアルゴリズム開発に関する研究成果が口頭発表とポスター発表のどちらにおいても存在した。口頭発表“Quantum Algorithm for Optimal Molecular Geometries Based on Probabilistic Imaginary-Time Evolution”をおこなった。
2023
磁気記録向けのL10 FePtナノ粒子の大規模シミュレーション
Hung Ba Tran
磁気記録向けのL10 FePtナノ粒子の大規模シミュレーションを行った。長期保存のための臨界直径は、第一原理計算に基づいて推定されている。
2023
量子計算機上の虚時間発展による第一量子化ハミルトニアンに基づく構造最適化
APS April Meeting 2023
松下 雄一郎
我々のグループでは多体問題における基底状態の計算に関して、非変分的なアプローチとして虚時間発展法を提案している。本研究では、第一量子化ハミルトニアンに基づく分子の構造最適化のための量子アルゴリズムを虚時間発展法に基づいて構築した。提案された枠組みでは、原子核は古典的な点電荷として扱い、電子は量子力学的な粒子として扱う。
2023
量子コンピュータ上での虚数時間発展の成功確率の向上
APS April Meeting 2023
西 紘史
高エネルギー状態の指数関数的な減衰という特徴のために、虚時間発展(ITE)法に基づく量子アルゴリズムは積極的に研究されている。我々は、ITE演算子の作用を実現するために、補助量子ビットを導入することで、確率的にITE演算子の作用を実現する方法を提案している。これを確率的ITE(PITE)法と呼ぶ。
2023
雑音効果量子回路群を用いた量子誤り低減
APS April Meeting 2023
濱 祐介
量子ビットは(量子)雑音に対して脆弱であるが、この量子雑音の効果を低減して信頼性の高い計算結果を出したい。本研究開発では図に示す、量子計算誤りの源である量子雑音効果を表す量子回路の群、雑音効果量子回路群を用いた量子誤り低減法を構築した。
2023
補助ビットを一つ追加することによる虚時間発展
APS April Meeting 2023
西谷 侑将
与えられたハミルトニアンの基底状態を得るための量子計算アルゴリズムは、例えば量子化学計算や最適化の観点などから、強く求められている。本研究において我々は、誤り耐性のある量子ゲート型コンピューターのための、虚時間発展法に基づく新しい基底状態計算フレームワークを提案した。