白石先生には、「産業に直結する第一原理計算:-実例を交えて-」と題して、第一原理計算を市場規模のレベルで量産に役立てたご経験に基づいた講義をしていただきます。計算を専門とされている方にもぜひ聞いていただきたい講義内容です。
今回のセミナーでは、入門編と題し、これから材料計算ソフト(RSDFT、OpenMX、PIMD、Quantum ESPRESSO、LAMMPS)を利用してみたい方を対象に、初心者の方にもわかりやすく、クラウド型材料計算プラットフォーム「Quloud」のデモンストレーションを行います。特に、第一原理計算ソフトであるRSDFT、OpenMX、Quantum ESPRESSOの3つの材料計算ソフトについて詳しく取り上げ、半導体分野での応用にお役立ていただけるものと、確信しております。
また、セミナーに関連した内容について講義も行います。共催のRISTから吉澤香奈子氏を、名古屋大学から白石賢二先生を講師に迎えます。
吉澤氏には、スーパーコンピュータ「富岳」・HPCIの利用についてのご説明や、「富岳」における第一原理計算の利用事例についてのご紹介をしていただきます。(例:「富岳」をWebブラウザのみで操作できる「富岳」OpenOnDemandを用いた第一原理計算アプリケーションの実行)
Quloudご紹介
株式会社Quemix 鳥羽 篤弘
15:10-15:15
材料計算の基本的な考え方 / Quloudの機能のご紹介 / デモンストレーション
株式会社Quemix 製品開発部 部長 岩田 潤一
14:30-15:10
産業に直結する第一原理計算:-実例を交えて-
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 白石 賢二氏
13:40-14:30
「富岳」・HPCIにおける材料シミュレーション
高度情報科学技術研究機構 主査 吉澤 香奈子氏
13:10-13:40
セミナー開始のご挨拶
株式会社Quemix 代表取締役CEO 松下 雄一郎
13:00-13:10
アジェンダ
上智大学にて博士(理学)を取得後、上智大学理工学部特任助教や、東京大学物性研究所特任研究員などを経て、スーパーコンピュータ「京」・「富岳」の登録施設利用促進機関 / 文科省委託事業「HPCIの運営」代表機関である一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)に2015年より着任。専門は、物性理論。現在、「富岳」の利用支援業務を行なっている。
NTT基礎研究所、筑波大学物理学系助教授、筑波大学大学院修理物質科学研究科教授、名古屋大学大学院工学研究科教授を経て、名古屋大学未来材料・システム研究所教授。 NTT入社以来半導体プロセス・デバイスの計算科学による研究に従事、半導体デバイスの市場投入にも第一原理計算を用いて何回も大きな貢献をしてきた。産業に本当に役立つ第一原理計算を常に目指している。
筑波大学にて博士(理学)を取得後、産業技術総合研究所 研究員、筑波大学 助教、東京大学 特任講師、計算科学技術系企業 センター長を経て、2021年よりQuemix入社。2011年、ゴードンベル-ピークパフォーマンス賞受賞。クラウド型材料計算プラットフォーム、Quloudの開発者。
東京大学にて博士(工学)を取得後、マックス=プランク研究所(ドイツ) 研究員、東京大学 助教、東京工業大学 特任講師、東京工業大学 特任准教授を経て、現在、東京大学 理学部物理学科 特任准教授に就任。2020年12月より株式会社Quemix代表取締役CEOに就任。
講演者プロフィール
松下 雄一郎
株式会社Quemix
代表取締役CEO
岩田 潤一
株式会社Quemix
製品開発部 部長
白石 賢二氏
名古屋大学 未来材料・システム研究所
教授
吉澤 香奈子氏
高度情報科学技術研究機構
主査
2024年4月25日(木)
オンライン
50名程度
無料
これから材料計算ソフトウェアを利用してみたい方
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