2024年4月8日
株式会社テラスカイ
株式会社Quemix
Quemix CEO 松下が東京大学特任准教授に就任、
サスティナブル量子AI研究拠点で量子ソフトウェア研究開発を推進
株式会社テラスカイの子会社で量子コンピュータの研究開発を行うベンチャー企業、株式会社Quemix(以下Quemix)の代表取締役 松下 雄一郎(以下、同氏)は、2024年4月1日付けで東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の特任准教授に就任しましたので、お知らせします。
同氏は、これまで東京工業大学 物質情報卓越教育院において特任准教授として情報科学を駆使した独創的な物質材料科学やデバイス開発研究を進める「複素人材」の育成に精力的に取り組んできました。東京大学大学院(以下、同大学院)移籍後は、量子シミュレーションやサスティナブルなAI技術の発展に資する量子ソフトウェアの基礎研究を産学官連携の下、推進していきます。
同大学院では、東京大学が代表機関として提案し、2022年10月に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の政策重点分野(量子技術分野)に採択された「量子ソフトウェアとHPC・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルAI研究拠点※」(略称: SQAI)のもとで、量子ソフトウェアの基礎研究を行うとともに、産学官連携の取り組みを推進する役割を担います。
Quemixは、同大学院がCOI-NEXT に採択された当時からSQAIの掲げるビジョンに共鳴し、量子シミュレーション分野において参画企業として一翼を担っております。今後は、同氏の東京大学での取り組みと協調しながら、SQAIが掲げる量子ソフトウェアとHPC・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルなAIが拓く未来の実現に寄与してまいります。
※量子ソフトウェアとHPC・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルAI研究拠点(SQAI)
量子機械学習・量⼦シミュレーション・量子計測デバイスを結合した量子AI技術を創出し、誰もがシームレスに量子AI技術を利⽤できる量子HPC基盤の実現を目指すプロジェクト。
<SQAIが目指すサスティナブル社会>
エネルギーの不安なしに情報技術を存分に活用できる社会
携帯端末にいたるまで量子技術が普及し数千万人の人々がその恩恵を受けられる社会
量子AIに支えられた生産性革命や新産業創出が持続する社会
松下 雄一郎の略歴
2013年 | 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(博士/工学)
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2013年〜2015年 | (独)マックス=プランク研究所 研究員
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2015年〜2018年 | 東京大学 助教
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2018年〜2019年 | 東京工業大学 特任講師
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2019年〜2024年 | 東京工業大学 物質情報卓越教育院 特任准教授
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2020年〜 | 株式会社Quemix
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2022年〜 | 量子科学技術研究開発機構(QST)
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2024年~ | 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻
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<株式会社Quemix>
量子コンピュータの性能を最大限に引き出すアルゴリズム開発やソフトウエアの開発、量子デバイス研究開発を行う。量子コンピュータや材料シミュレーションに関する最先端の技術に取り組んでおり、材料計算プラットフォームQuloudシリーズを提供。
■本件の問い合わせ先
・Quemix(研究の紹介、PoC等のご依頼)
・テラスカイ(メディアの方から取材等のご依頼)
テラスカイ広報担当 pr@terrasky.co.jp
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